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プロフィール
百紫苑(hakushon)
百紫苑(hakushon)
カレー大好き。
前世:スリランカ人(多分)。守護霊:黄ぃレンジャー(多分)。オーラの色:ターメリック色(多分)。
来世では猫に生まれ変わりたい(黒猫か白黒猫希望)。
座右の銘:Life is short.Enjoy the MEAL!
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2007年09月10日

死んだ親の年を数える

 先週土曜日は母の誕生日だった。我々家族は石垣牛とレーゲンスのケーキ「シトローネ」で、去年と同じく主役のいない誕生日を祝った。これに合わせて本土にいる兄からは大きな盛り花が届けられた。ケーキ屋さんも花屋さんも、まさかあの世の人の誕生日祝だなんて夢にも思わないだろう。父は上機嫌でいつもは1日に1本しか飲まない缶ビールを2本空け「早く死んだら、こんなご馳走を食べられないから損だな」と母を憐れみ、「死んだ後も誕生日を祝ってもらえるなんて、○○(母の名)は幸せ者だ」と遠回しにこのパーティを企画した私と弟、手伝った姉と妻に感謝した。

 ゆっくりと食事を済ませ、食器やホットプレートを片づけた後、トートーメーにお供えしていたケーキを食卓の上に持ってきてロウソクに灯をともした。部屋を暗くすると直径約20cmのケーキの上で揺れる5つの小さな灯りが少し寂しく見える。うーん、やっぱり大7本小8本のロウソクを立てるべきだったか。いやいや、そんなことしたらケーキがクレーターだらけになってしまう。父が音頭を取り、みんなで“HAPPY BIRTHDAY TO YOU”を歌った。歌い出した時、父の声がかすかに震えた。私は父が泣き出さないことを祈りながらみんなと声を合わせた。歌い終わっても「有難う」と言うべき母がいないから短い沈黙が流れる。去年もそうだった。父に促され、私が母の代理でロウソクの火を一気に吹き消した。

 母はあの世から我々をどのような思いで眺めているのだろう。もう年を取らなくなって清々しているのに、勝手に年を数えられて多少不満に思っているかも知れない。でも、来年以降も我々はこの世で母の年を数え続けるだろう。少なくとも父が元気でいる間は。

宜野湾市宇地泊のドイツ菓子屋「レーゲンス」のシトローネ(5号サイズ、2,000円)  
Posted by 百紫苑(hakushon) at 19:01Comments(6)TrackBack(0)独言

2007年09月10日

やましいことは何もしていないのに

 昨日の朝、チャンイが「フォッ、フォッ」と繰り返し鳴いているのを夢うつつに聞いていた。目を閉じたまま、また吐くのかなとぼんやり考えていたら、ダブルベッドの隣で寝ていた妻が突然ガバッと起き上がり、愛猫の様子を見に行った。切なげな鳴き声が甘え声に変わる。それとほぼ同時に「ドォン」と音がして、空の底が抜けたような大雨が降り始めた。時計を見たら05:56だった。

 08:00過ぎに再び目が覚めた。隣で寝息を立てている妻を起こさないようそっとベッドを抜け出し、身支度を整えた。その間チャンイは気分がすぐれないのか、お気に入りの籠の中で丸まったまま時々横目で私をチラッと見るばかり。10:00から那覇市教育委員会3階ホールで開かれる講演会「あの世のはなし」へ出かけるにはまだ早いなと、息を潜めて時間を潰していた09:00過ぎ、起きてきた妻に「お出かけ?」と訊かれた。その寝ぼけ声にはたっぷりと不満が詰まっている。私は「うん、まぁ」と曖昧に返事して、妻から逃れるように家を出た。雨はまだ激しく降っている。

 11:30に古塚達朗氏による講演が終わり、質疑応答の時間になった。窓から外を眺めると、家を出てきた時より小降りになってはいるものの、まだ大粒の雨が灰色の空から落ち続けている。さて、これからどこへ行こうか。那覇をぶらぶらしようか、車でその前を通る度に気になっていた首里の拝所[ウグヮンジュ]まで足を伸ばそうか。いや、どうせならやんばるまで、せめて中部まで遠出しようか。久し振りの単独行動にウキウキしていた。ノープランなくせに史跡やギャラリー、小汚い食堂など、私が行きたがる場所を度々却下する妻が今日はいない。なんて素晴らしいことなんだ!

 質疑応答が終わり、11:50過ぎに外へ出た。雨は3階ホールで感じたよりも激しく降っている。階段を下りている間に勢いが増したのだろうか。歩道のない開南大通りをコインパーキングまで歩いている内に膝から下がびしょ濡れになった。これは歩行者がいても減速せずに水たまりの上を走り抜けるドライバーどものせいだ。ふくらはぎにへばりつくチノパンが気持ち悪い。心躍るような気分が徐々に失せていく。コインパーキングに到着。駐車代500円を投入し、愛車のドアを開ける。車に乗り込むのと同時に素早く傘を閉じようとしたのだが、間抜けなことに傘がドアの上端に引っかかってしまった。雨と傘を伝わって落ちてきた水で右半身はたちまちずぶ濡れ。おまけに無理やり引っ張ってドアからはずした傘は骨が歪んでしまった。ふむ、一旦自宅に帰ろう。

 12:10頃、自宅のドアを開けたら目玉焼きの匂いがした。蓋を乗せられたフライパンがジャージャー言っている。「あら、早かったね」と妻。「うん、まぁ」と出かける時と同じような返事をした後、私は妻からの「どこに行ってたの?誰と?…ふーん、1人で。それでどうだった?」という取り調べを制するため、少し大袈裟に「あー、腹減った」と言った。妻は文句も言わずにパパッと私の分の食事も整えた。朝は元気のなかったチャンイが狭い部屋の中を駆け回っている。やましいことは何もしていないのに、食事中もその後しばらく経ってからも、妻と目を合わすことができなかった。

 休日に食事を作りたがらない妻は、夕方になったらきっと「夕ご飯、どっか食べに行こう」と言うはずだ。どこへ行こうかと考えていた。しかし、夕方になっても雨が上がらなかったせいか、予想に反して「夕ご飯は残り物でいい?」と妻が訊いてきた。「うん、いいよ」と答えたが、何となく汚名返上のチャンスを失ったような気分。今後は必ず「僕はどこそこに行くけど、君も行く?」と訊いて、妻が「行かない」と答えた時だけ単独行動することを、私の膝の上で丸くなっているチャンイに誓った。  
Posted by 百紫苑(hakushon) at 17:37Comments(0)TrackBack(0)独言

2007年09月10日

西の空が明るい

うっすらと青空が見える。  
Posted by 百紫苑(hakushon) at 15:49Comments(0)TrackBack(0)定点観測