2007年09月04日
黒い塊
宜野湾市大山にある実家から那覇市小禄の自宅へ帰る途中の21:00頃、大謝名交差点の手前で渋滞が始まった。遠くに黄色い回転灯が見える。事故かなと思いつつ車をノロノロ走らせていると、国道58号線の中央分離帯にピッタリとくっつくように1台のトラックがとまっている。
トラックには回転灯のほかに、文字が左から右に流れる電光掲示板がついているが、渋滞した車の陰に見え隠れして全体がなかなか読めない。「処理中」…「 (空白)」…「中」…「 (空白)」…「死骸」。なにっ!?死骸!!
トラックまで約30mの距離まで近づいてやっと「死骸処理中」という文字が流れているのが見えた。それと同時に渋滞した車の列がばらけ始める。パトカーも救急車も出動していない。緊急車両より先に死骸処理車が現場に到着したのだろうか。私の脳裏にひしゃげたバイクと血溜まりの中に横たわる若者が浮かぶ。
愛車がどんどんトラックに近づいていく。絶対に右側は見ないぞと心に決めた。肩に力が入る。トラックの真横を通り抜けた直後、意に反して目の玉が一瞬右に動いた。ひしゃげたバイクも血溜まりもない。もう処理した後かなと思った瞬間、黒い塊が見えた。
私はサイドミラーでもう1度確認した。道路上に黒い塊が確かにある。猫か小型犬だろう。そうか、動物は死んだら遺体でも亡骸でもなく、死骸と呼ばれるのか…何だか悲しくなった。
トラックには回転灯のほかに、文字が左から右に流れる電光掲示板がついているが、渋滞した車の陰に見え隠れして全体がなかなか読めない。「処理中」…「 (空白)」…「中」…「 (空白)」…「死骸」。なにっ!?死骸!!
トラックまで約30mの距離まで近づいてやっと「死骸処理中」という文字が流れているのが見えた。それと同時に渋滞した車の列がばらけ始める。パトカーも救急車も出動していない。緊急車両より先に死骸処理車が現場に到着したのだろうか。私の脳裏にひしゃげたバイクと血溜まりの中に横たわる若者が浮かぶ。
愛車がどんどんトラックに近づいていく。絶対に右側は見ないぞと心に決めた。肩に力が入る。トラックの真横を通り抜けた直後、意に反して目の玉が一瞬右に動いた。ひしゃげたバイクも血溜まりもない。もう処理した後かなと思った瞬間、黒い塊が見えた。
私はサイドミラーでもう1度確認した。道路上に黒い塊が確かにある。猫か小型犬だろう。そうか、動物は死んだら遺体でも亡骸でもなく、死骸と呼ばれるのか…何だか悲しくなった。

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