2007年09月21日
18人の沖縄の作家たち
佐喜眞美術館でコレクション展「18人の沖縄の作家たち」を観た。国吉清尚作品が目当てだったが、3点しかなく少しガッカリ。ゾルゲ事件に連座して獄死した宮城与徳の絵が展示されていたが、3点とも素人に毛が生えた程度の技量しかない。名護博物館かどこかで宮城与徳展があったら改めて足を運ぼうと思う。儀間比呂志は版画よりも油絵の方が好きだ。9月25日〜10月1日にリウボウ美術サロンで開催される「儀間比呂志 油絵と木版画展」が楽しみ。

常設展示されている「沖縄戦の図」を初めて鑑賞した。これまでテレビなどのメディアを通して「沖縄戦の図」を観る度に、心中モヤモヤとした物が湧き上がってきたのだが、それが何なのかわからなかった。しかし今日、集団自決をモチーフにした「沖縄戦の図」「チビチリガマ」その他をじっくり鑑賞して、ようやくモヤモヤの発生源がわかった。無理をすればウチナーンチュ[沖縄人]に見えなくもない顔の人物も1人2人いるが、描かれている人々がことごとくヤマトゥヂラー[大和顔]なのだ。ヤマトゥンチュ[大和人]が感情移入しやすいように敢えてこのように描いたのだろうか。描かれた人々の顔を1人ずつ見つめれば見つめるほど、集団自決は沖縄ではないどこか遠くで起こった出来事のように思われた。

常設展示されている「沖縄戦の図」を初めて鑑賞した。これまでテレビなどのメディアを通して「沖縄戦の図」を観る度に、心中モヤモヤとした物が湧き上がってきたのだが、それが何なのかわからなかった。しかし今日、集団自決をモチーフにした「沖縄戦の図」「チビチリガマ」その他をじっくり鑑賞して、ようやくモヤモヤの発生源がわかった。無理をすればウチナーンチュ[沖縄人]に見えなくもない顔の人物も1人2人いるが、描かれている人々がことごとくヤマトゥヂラー[大和顔]なのだ。ヤマトゥンチュ[大和人]が感情移入しやすいように敢えてこのように描いたのだろうか。描かれた人々の顔を1人ずつ見つめれば見つめるほど、集団自決は沖縄ではないどこか遠くで起こった出来事のように思われた。
Posted by 百紫苑(hakushon) at 18:35│Comments(0)
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